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Boy meets Girl. 少年と少しだけ大人びた少女との淡い恋と成長の物語。ある意味古典的で紋切型とも言える描かれ方。今の時代として新しい要素があるとすれば、彼らを見守るスケートのコーチがゲイであることや少年が吃音を抱えていることぐらい。でもそれらを殊更に強調し過ぎることはなく、登場人物たちは一応に皆優しい。エンドロールで流れる主題歌『ぼくのお日さま』のMVということであれば佳作だと思うが、映画作品としては特に心に残るものはなかった。
『リトル・ダンサー』を観た後で分かったが、この映画は監督が意識しているか知る由もないが『リトル・ダンサー』の焼き直しに他ならない。少年が隣で練習している少女たちの競技に魅せられて徐々にのめり込んでいくところも、それを温かく見守るコーチの存在も、骨格となる設定が瓜二つだ。
監督:奥山大史、2024、『ぼくのお日さま』
映画視聴日:2024年9月17日
映画館:シネリーブル池袋
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