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柴崎友香『週末カミング』

映画『肉弾』

またまた岡本喜八の映画。夢なのか現実なのか、シュールでエキセントリックな寓話。前年1967年公開の『日本のいちばん長い日』と同様に戦争末期を舞台とし、反戦の企図は通底してはいるが、同じ監督の作品とは思えないぐらい印象は異なる。そして、今年の3月に鬼籍に入った寺田農と、当時17歳であった大谷直子の怪演が惹きつける。

監督:岡本喜八、1968、『肉弾』
映画視聴日:2024年5月20日
映画館:新文芸坐

寺田農の特集ということで同時上映の『大日本スリ集団』(監督:福田純、1969)も観た。喜劇としても人情噺としても中途半端で退屈する作品だった。


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