虐待、少女買春、強姦、ネグレクトゆえの不登校。家出、風俗での仕事、妊娠、出産。苛烈な暴力。それらの根っこにあるのは貧困なのだろうか。著者は彼女たちに寄り添い話を聞く。そのどれもが壮絶な経験。おそらく彼女たちは誰かに話を聞いてもらいたいと心の底から欲していたのだ。誰の支援も得られず孤立しているのだから。しかし、加害者は誰なのか。直接的には男どもだ。なぜこんな理不尽が繰り返されるのか。社会が、本土の人間たちが、沖縄を放置し、素知らぬ顔をしてきたからではないのか。
上間陽子、2025、『裸足で逃げる──沖縄の夜の街の少女たち──』、筑摩書房。
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