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スージー鈴木『1984年の歌謡曲』

70年代は歌謡曲とニューミュージックの対立の時代。それが1984年には歌謡曲とニューミュージックが融合した年だった。邦楽を熱心に聴いてこなかったが、この分析にうんうん頷く。1984年の名曲1位は、薬師丸ひろ子『Woman "Wの悲劇"』も納得。「はっぴいえんど中心史観」など、時おり挟まれる巧みな比喩に渋谷陽一の影響を色濃く感じる。「自分に見えている世界だけが世界じゃない。自分の需要とはまったく重ならない、他の人々が支える大きな需要が、この世に存在するんだ」(スージー 2017、175)。

スージー鈴木、2017、『1984年の歌謡曲』、イースト・プレス。

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