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映画『受忍の国 報道1930劇場版』、『War Bride2 奈緒と4人の戦争花嫁』

「TBSドキュメンタリー映画祭2026」から2つの映画を視聴。『受忍の国 報道1930劇場版』は旧軍人への手厚い恩給制度と民間人の戦争被害には一貫して何の補償もしないという非対称な国の対応を掘り下げる秀作。受忍論は国だけでなく国民の側もそれを支えてきたことが分かる。日本人の本質が透けて見えるようで怖ろしい。戦争になれば同じことが繰り返されるであろう。『War Bride2 奈緒と4人の戦争花嫁』は戦後に米国軍人軍属と結婚しアメリカに渡った「戦争花嫁」の現在を探る作品。戦後まもなく国がRAA(特殊慰安施設協会)を作ったことで、それと無関係の「戦争花嫁」にまで差別偏見の目が向けられていた。視点は良いのに、彼女たちがどんな戦争体験をし敵国に対してどんな感情を抱いていたか背景となる戦争にはあまり触れられておらず、愛の物語に回収してしまっていて残念。


監督:石川瑞紀、2026、『受忍の国 報道1930劇場版』
映画視聴日:2026年3月25日
監督:川嶋龍太郎、2026、『War Bride2 奈緒と4人の戦争花嫁』
映画視聴日:2026年3月26日
映画館:ヒューマントラストシネマ渋谷

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