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映画『Black Box Diaries』

方丈社編集部『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』

1941年12月8日、アジア太平洋戦争開戦の日、作家、思想家、ジャーナリスト、政治家たちは、どんな言葉を残していたのか。その多くは、ラジオから流れる大本営発表を聴き、清々しい心持となり、感涙する者までいる。欧米に対するルサンチマンを晴らすような感慨もあったかも知れない。冷静に、批判的に受け止めた者は極めて少数だ。解説の武田砂鉄は「泥沼へ足を突っ込むのではなく、リセットボタン。あえて俗っぽくいえば、ワクワクしてすらいたのだ」(武田 2018、156)と表現する。あれから85年後の現在、為政者の勇ましい言葉に心を揺り動かされ、妄信し、支持する人々が多数派を占めてしまった。その先に待ち構えているのは何か。歴史を学ぶことなく、同じ過ちを繰り返すのか。

方丈社編集部、2018、『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』、方丈社。

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