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映画『トニー滝谷』

小川たまか『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』

性暴力被害を中心に取材を続けるライターが、現在の社会に猖獗する不条理に怒り、煩悶し、告発する。「そんなこと」として片付けられてきた様々な差別や暴力を見逃さない。自分もまた理解をしてこなかった側にいたことを思い知らされる。「謝罪になっていない謝罪なのだから怒り続けていると、だんだん「いつまで怒っているの」と言われ、なんだか怒り続けているほうが悪いようなムードさえ生まれる」(小川 2025、228)。残念ながら未だにこんな理不尽がそこかしこに溢れている。

小川たまか、2025、『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』、筑摩書房。

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