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戦争を取り巻く昭和史の論点について、様々な研究者の学術論文から読み解いている。個別の論点をこれから研究する人には有益なインデックスだと思うが、サンプルだけを見せられ物足りない感じも否めない。気になった箇所を2つ引用する。「格差には結果の格差と機会の格差(不平等)の二つがある」「「格差」がやっかいなのは、「不平等」や「不公平」とは異なって、悪いとは限らないことである」(井上 2019、103)。「戦前=戦後<連続>説は、歴史学よりも経済学の著作によって、広く知られるようになった」「1940年前後におこなわれた戦時経済体制の確立をめざす諸制度改革が今日に至る日本経済の基本的な枠組みとなっている」(井上 2019、142)。戦前と戦後が断絶していると思いがちだが、連続しているものが確かにある。
井上寿一、2019、『論点別 昭和史──戦争への道──』、講談社。

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