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戦後80年、新旧様々な戦争映画の上映が予定されている。おかげでこの8月は映画三昧、ひと時冷房の効いた映画館で猛暑をやり過ごす。
敗戦間近のビルマが舞台。戦争映画としてみれば戦闘シーンは多くない。竪琴の名人だった主人公が、部隊を離れ、戦死した数多くの同胞の霊を慰めるために僧侶となりビルマに留まる決心をする。皆が自らの命を守るのに精一杯の状況下において他の隊員を責めることはできない。戦争が終わってまだ10年程の時期に公開された映画。戦地から帰還した兵士たちはこの映画をどんな気持ちで観たのだろうか。多くの戦地で未だに遺骨収集がおこなわれていない実情を知るに、鬱々たる気持ちに苛まれる。
監督:市川崑、1956、『ビルマの竪琴』
映画視聴日:2025年8月5日
映画館:新文芸坐
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