村田沙耶香『生命式』 日付: 4月 28, 2025 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 常識と異常、秩序と猥雑、清廉と下劣、これらは隣り合わせで何かの拍子に容易に逆転してしまう。しかしながら、そのようなグロテスクな描写の作品の読後感は思いの外、浅薄だ。表面を少し擦っただけで剥がれ落ちるような。現在しか見えていない世界観の底の浅さ。時間の流れ、歴史の奥行きが感じられない。村田沙耶香、2022、『生命式』、河出書房新社。 コメント
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