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1989年公開当時話題になったミニシアターブーム時代のヒット作のひとつ。当時は観る機会を逸していた。荒涼とした砂漠にそびえる石油タンクのポスターのイメージから、生活感とは無縁のエキセントリックな作風を想像していたが、予想に反してヒューマンドラマ仕立てであった。最初は異質なものへの反発、それが時の流れと心の交流とともにかけがいのない関係に反転していく。パスポートが切れていることが発覚し、その地を去ったドイツ女性の主人公が再びカフェに戻ったシーン、これで幕かと思ったが、その後のカフェでの幸せな日々まで描かれていてハッピーエンドの尺が少し長い印象。そのあたりが人気の要因なのかもしれないが、もっと余韻を持たせる終わり方を自分は好む。
監督:パーシー・アドロン、1987、『バグダッド・カフェ』
映画視聴日:2024年12月24日
映画館:シネリーブル池袋
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