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韓国尹大統領の「非常戒厳」には驚いた。そして「非常戒厳」撤回のため深夜に国会に駆けつけた国会議員と市民たちの瞬発力には目を見張った。この映画は1979年朴大統領暗殺後に起きた全斗煥によるクーデターの顛末を描いた作品。権力欲に取り憑かれ手段を択ばない全斗煥の狂気が全編にわたって執拗に描かれる。独裁者暗殺の後に新たな独裁者が民主化の期待を押し潰す。45年前の歴史上の事件を素材にしたからこその、重厚なエンターテイメントになっていた。翻って、日本においては現代の政治社会問題を素材にしたエンターテイメント作品を作ることが可能なのだろうか。
監督:キム・ソンス、2023、『ソウルの春』
映画視聴日:2024年12月19日
映画館:新文芸坐
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