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アジア太平洋戦争中、戦況悪化と兵力不足から大学生が兵役に就く決定がなされ、1943年10月21日旧国立競技場で「出陣学徒壮行会」がおこなわれた。そして12月1日陸海軍に入隊。学生たちは激戦地に送られていった。10年後の1953年、元学徒兵安田武氏が朝日新聞の投書欄で不戦の誓いを呼びかけた。それが「12・1不戦の集い」の始まりで、以降毎年イベントを開催しているという。主催は「わだつみのこえ記念館」。今回講演したのは中央大学在籍の3名の女子大学生。彼女たちの所属するゼミでは、特攻戦死した中央大学OBの軌跡を記録するプロジェクトが進行中。取材調査の成果をドキュメンタリーとして動画制作したり書籍化を図っている。講演後、制作された3つのドキュメンタリー作品が上映された。どれも丹念な取材と戦争の記憶をいかにつないでいくか問題意識にあふれる内容だった。若い大学生がこのような取り組みを継続的におこなっていることを知り、驚きとともに希望を感じた。
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上映された3作品はYouTubeでも配信されている https://www.youtube.com/@TamatanArchives |
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会場の参加者は約90名 |
開催日:2024年12月1日
場所:文京シビックセンター スカイホール
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