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原作を初めて読んだのは高校生の頃だった。それ以降何度か読み返すほど惹きつけられる小説。映画は、蟻地獄のような砂地、筋書き、登場人物の所作や感情に至るまで、原作を忠実に映像化していた。原作が醸し出す雰囲気を壊すことなく映像に乗せている。安部公房の知名度の高さ故という面はあるだろうが、エキセントリックで万人受けしないような映画が当時海外で評価されていたのは驚きだ。日曜の夜の上映にもかかわらず客席はほぼ満席、年齢層も幅広く、外国の方もちらほら。時代を超えて残っていく作品なのだと再認識。
監督:勅使河原宏、1964、『砂の女』
映画視聴日:2024年11月10日
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