最新の投稿
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
37年前に公開された映画。イギリスの田舎に住む老夫婦が、ラジオで戦争が始まることを知らされる。間もなく核爆弾が落とされ、被爆後の生活が描かれる。あたりは瓦礫と化して、家の中も滅茶苦茶になっているにもかかわらず、政府への盲目的な信頼が揺らがない姿は悲喜劇だ。徐々に被爆の影響で死に近づいていく老夫婦の姿に胸がつかえ、観ているこちらが苦しくなる。当時は冷戦の真っ只中。ロシア(ソ連)が放った核爆弾がイギリスに落とされるという設定。対立の構図は異なったとしても、現代においても核戦争の脅威は何ら変わっていない。
監督:ジミー・T・ムラカミ、1987、『風が吹くとき』
映画視聴日:2024年8月20日
映画館:新宿武蔵野館
コメント