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柴崎友香『週末カミング』

震災遺構浪江町立請戸小学校

 3.11の津波に襲われた小学校が震災遺構として公開されている。津波の被害の跡地を見たのは初めてだった。学校の日常が目茶苦茶に破壊された姿に言葉を失う。だが、当時校内にいた90数名の児童と教職員は、数キロ先に避難して全員が奇跡的に助かったという。ただ、ここは福島第一原子力発電所から5キロの場所。その後の事故で町全体が避難を余儀なくされたのだ。地震、津波、原発事故の3つの大災害を立て続けに被り、ここにいた誰もが生活の基盤を失い、人生を狂わせられたのだ。





震災遺構浪江町立請戸小学校
訪問日:2024年8月3日



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