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ずっと観たいと思っていた映画。戦争映画ではあるが、戦争を美化するような描写は皆無であり、愛国心のようなものとも無縁だ。西部劇風のアクション映画であり、コメディ映画であり、反戦映画とも言える。アジア太平洋戦争末期の中国戦線を舞台に描かれるのは、戦争の不条理、人間の愚昧さだ。前線の兵士が食うに食えない疲弊した状況にあるのに、上官は自らの保身や名誉の欲にまみれた俗物として描かれている。戦後15年しか経っていない時期に公開された映画。戦地から帰還した人たちはこの映画に胸のすく思いを感じたのかも知れない。余談だが、水野久美の可憐さも印象深い。
監督:岡本喜八、1959、『独立愚連隊』
監督:岡本喜八、1960、『独立愚連隊西へ』
映画視聴日:2024年4月24日
映画館:新文芸坐
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