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誰もが一人で生まれて、一人で死んでいく。他の生物では当たり前のことだ。それ故に孤独死どうのこうのと騒ぐのはどうなのか。本書を読んでそんな自分の認識が揺らいだ。孤独死の定義については定まったものはないそうだが、主たる問題は、死亡後相当期間発見されないことによる遺体の腐敗である。その遺体処理をおこなう特殊清掃の壮絶な現場が記されている。そんな事態を防ぐためにコミュニティ作りの重要性が語られる。しかし、現実はもっと深刻な事態がすすんでおりそれに抗うことが困難になっているのではないか。
菅野久美子、2024、『孤独死大国──予備軍1000万人時代のリアル──』、双葉社。
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