最新の投稿
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
この企画展が開かれていることをツイッターで知り、この機を逃せば次は無いとの衝動に駆られて青森に向かった。上野駅から新青森駅まで新幹線で3時間5分。長時間の移動はつらいのではと不安もあったが、意外なことに日帰り往復に特段の負担はなく、美術館内をゆったりと鑑賞する時間もとれた。そして青森は、奈良の出発点である場所ということだけでなく、作品に向き合うのにとても適した静謐な空間でもあった。
《Midnight Tears》大きく見開いた眼、真一文字に閉じられた唇、そして様々な色彩で重層的に輝く瞳から流れ落ちそうな涙。希望が潰えそうな現実から視線を逸らさない意志の強さを感じる。
《No Nukes》この作品をはじめ「平和」「反戦」をテーマにした作品が多い。少女の鋭利な視線にこちらの心臓を射抜かれる思いがする。自分が奈良の作品に魅入られるのは、平和を脅かされる不条理とそれに立ち向かう意志が感じられるからなのかも知れない。
《Midnight Tears》 |
《No Nukes》 |
青森県立美術館
https://www.aomori-museum.jp/
訪問日:2024年2月20日
《あおもり犬》 |
コメント