東京都心の上空を我が物顔で飛び回る米軍ヘリ。日本の法律では上空300メートルが最低高度なのに、そんなことはお構いなしだ。要人向けの東京観光目的なのか軍事訓練なのか理由も定かではない。日米地位協定第16条には「日本国の法令を尊重」と書かれている。「遵守」ではなくあくまで「尊重」なのだ。この現実は、日本が戦後81年経っても未だに敗戦国、アメリカの属国であることを思い知らされる。政府はアメリカに何も言えない。むしろ今の首相などは自ら進んでアメリカの大統領に媚びへつらっている。そして地上を歩く市民たちはスマホばかりを見て上空のヘリに目を向けることはない。作品としての不満は、淡々と取材映像を繋げただけでドキュメンタリーとはいえあまりに盛り上がりに欠けるところ。無理にエモく作れとは言わないが、もう少しうまく編集できないものか。これでは伝わるものも伝わらない。
毎日新聞大場弘行記者と青木理氏のアフタートーク
監督:大墻敦、2026、『東京上空300メートル』
映画視聴日:2026年10月14日
映画館:ポレポレ東中野


コメント