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敗戦の混乱期、戦死した長男の遺骨を自分の故郷宮崎に納めるために一家で遠出をする家族の道中を描く物語。作詞家阿久悠の自伝が原作とのこと。若い俳優たちの演技が学芸会レベルで閉口。それに比べ岩下志麻の演技の秀逸なこと。長男を亡くした喪失感と混乱期を生き抜く逞しさが伝わる。骨壺に入ってたのが遺骨ではなく1本の歯ブラシだったことが分かるラスト。戦争が如何に空虚なものであろうか。そして、生き抜いた人々もまた、それぞれに底知れぬ心の痛みを抱え続けるものなのか。
監督:篠田正浩、1997、『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』
映画視聴日:2026年9月15日
映画館:新文芸坐

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