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映画『原爆資料館 語り継ぐものたち』

広島平和記念資料館の歴代館長の映像を軸に開館から現在までの資料館の変遷を淡々と描く。初代の長岡省吾は謎が多い人物。自ら原爆で損傷した瓦礫を集め公民館に展示したのが始まりだという。公ではなく個人の思いと尽力によって作られたのだ。その後、自ら被爆者である館長がそれぞれの体験と使命感を持って資料館を繋いでいく。最も印象に残るのは2023年のG7サミット。各国首脳が資料館を見学するが、建物のガラスが白い幕で完全に覆われ、中の様子は完全に秘匿された。しかも展示物の一部を移動してそこを見学させたという。当時の館長は各国首脳の反応について会見で口を噤む。政府は各国首脳の立場を過剰に配慮し、また、資料館をサミットのセレモニーの舞台に利用したに他ならない。前任の館長がそれを聞いて怒りを隠さないのは当然だ。資料館を棄損したことに他ならない。


監督:斉藤俊幸・立川直樹、2026、『原爆資料館 語り継ぐものたち』
映画視聴日:2026年7月22日
映画館:ポレポレ東中野

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