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「誰もがこの世から跡形もなく消えてしまう。生まれる前をゼロとすれば、死んだ後もゼロ。人生という山を登って下りるだけなら、その山の高さや景色にどんな意味があるだろう」(杉藤 2020、153)。メメント・モリ「死を想え」。人間は例外なく死ぬ。しかし死を考えることをできるだけ避け続けてようとする。自らの遺骨、墓、遺品の行方から、死をどこでどうやってむかえるのか。死を想い、死と向き合った人たちへの取材記事が集められている。新聞記事として書かれているために、ひとつひとつの論点が問題提起で終わっている印象の読後感。とはいえ正解などない重い問題ばかりなのだ。おまえはどうするのだ、そう問いかけられている。
中日新聞社会部、2020、『死を想え!多死社会ニッポンの現場を歩く』、ヘウレーカ。

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